賦課方式とは その2
こんにちは。ライトです。
前回のおさらいです。
「賦課方式」とは、現役で働いている方たちの保険料で、高齢者の方たちの生活を支えてあげる方式でしたね。
この方式は 「若い人たちが将来もらえる年金が半分になってしまう可能性がある」と言われています。
ですが、デメリットばかりではないのです。
メリットもあります。
それは、
「インフレに強い」という点です。
どういうことかと言いますと、
「賦課方式」とは、現役で働いている方たちの保険料で、高齢者の方たちの生活を支えてあげる方式でしたね。
よって、例えば、10年後の年金は、10年後に現役で働いている方たちの保険料で支払われます。
ここで「積立方式」との比較になります。
「積立方式」とは、自分で払った保険料が、将来の自分の年金となる方式でしたね。
今、100円で買えているものが、10年後、200円に値上がりしました。
さて、どうなるでしょう?
それぞれの方式において、わかりやすくするため、表にまとめてみました。
※あくまでわかりやすくするための表です。参考程度に!
今 | 10年後 | |
商品の値段 | 100円 | 200円 |
賦課方式 | 保険料 100円払う |
保険料 100円もらう 商品が買えない! |
積立方式 | 保険料 100円払う |
保険料 200円もらう(※) 商品が買える! |
※200円もらえる背景には、インフレで給料が上がっていることを想定しています。
どうでしょう?
「賦課方式」は、その時のお金の価値に合わせて年金が支払われるため、商品が買えます。
しかし「積立方式」では買えないのです。
このように「賦課方式」はデメリットばかりではなく、メリットもあるのです。
次回は「積立方式」に対してもう少し詳しく説明させて頂きます。
まとめ
「賦課方式」は、デメリットばかりではなく、「インフレに強い」というメリットがある。